キラキラ光る街
久しぶりに高専に行ってきた。軽音部のOBとか現部員とかであつまった。
6人くらいしか集まらなくて終始ダラダラしていたけどそれはそれで楽しかった。
なにより学生の頃、部活とは名ばかりの目的があるのかさえわからないような会合にとりあえず参加していたあの気持ちを少し取り戻せたのは大きい。
行きは後輩と、帰りは一人で道を歩いた。
学校は大きく変わっていなかった。しかし学校までの道のりで風景が違っている部分もあるような気がしてどことなく切なかったり。
愛子特有の刺さるような寒さを顔に受けながら日の暮れた道を歩き始めた時なぜだか泣きそうになった。
あの時の気持ちはまだ体のどこかに眠っていてそれが目を覚ましかけたのだと思う。
覚めてはいけない。おそらく覚めることもないな。